ロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフがオーストリアの名工、
シュトライヒャーが1878年に製作した貴重なコンサート・グランドで弾くブラームス!
国内仕様盤。
プレゼンター 林田直樹さんが
「これだけはCDで持っていてほしい」という想いで選んだアルバムです。
広大なレパートリーと実験精神、深い教養と反骨の人、アレクセイ・リュビモフも
80歳と引退間近ですが、ついにブラームス晩年のピアノ作品集を録音しました
(2024年ブルノでの録音)。しかも使用しているピアノは、
1878年製シュトライヒャー。作曲家が生きていた頃のウィーンのピアノの響きを再現した
この演奏は、ブラームスを愛する人にとっても特別な意味を持つものになることでしょう。
とりわけ、作品118-2のしみじみとして深みある演奏は、
心ある聴き手にとって一生の宝となるに違いありません。
(林田直樹)
【アルバム概要】
ブラームス:幻想曲集(アレクセイ・リュビモフ)
《曲目》
ブラームス:
7つの幻想曲 Op.116
2つのラプソディ Op.79
3つの間奏曲 Op.117
ピアノのための6つの小品 Op.118
《演奏》
アレクセイ・リュビモフ
(ピリオド・ピアノ/シュトライヒャー1878)
《録音》
2024年2月6日ー9日
フィルハーモニー・ブルノ ‘Besední du°m’(チェコ)
※国内盤仕様
【アルバムについて】
時代を超越した膨大かつ幅広いレパートリー、卓越した解釈と
極められたピリオド奏法によって、生ける伝説的フォルテピアニストとして
絶大な評価と支持を得ているロシアの鬼才アレクセイ・リュビモフ。
プレイエルによって製作されたアップライト・ピアノ(ピアニーノ)を用いた
前作に続くNIFCレーベル第2弾は、オーストリアの名工、シュトライヒャー社製の
貴重なコンサート・グランドで弾くブラームス。
ロマン派の時代は、偉大なピアノのヴィルトゥオーゾの時代であり、
ピアノの親密で展示的な可能性の発見の時代でもありました。
本アルバムでは、バロックや古典派の形式を培い、同業者からは伝統主義者と
みなされていたブラームスが晩年に残したピアノ作品を取り上げています。
鬼才リュビモフが今回のレコーディングのために選んだ楽器は、
19世紀を通じてウィーンで最も重要かつ革新的なピアノ・メーカーの一つであり、
ブラームスが愛好したオーストリアの名工、ヨハン・バプティスト・シュトライヒャーが
1878年に製作した貴重なコンサート・グランド。
シュトライヒャーは、品質面で競合他社を凌駕することに努めるだけでなく、
より幅広いモデルを提供することも信条のひとつでした。
1841年頃、「完全にイギリス的な構造」、つまり西欧のモデルに倣った
コンサート・グランドピアノの開発につながり、 その後、このモデルは
アメリカの近代的な成果によって改良されました。
長さ260センチ、鋳鉄製のフレームに交差張弦を張り、
シンプルなイギリス式アクションを備えたこのようなグランドピアノは
ごく僅かしか製造しておらず、ピアノ・ファン注目の1枚となることでしょう。
※この商品には、能登半島の森林を育てるために、OTTAVAが購入する
石川県「Jクレジット」の購入費100円が含まれます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
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