OTTAVAプレゼンター 林田直樹さんがおすすめするCD-BOXを集めてお届けする
「秋のCD-BOX(SET)祭り2025」その3
ラファエル・ピション&ピグマリオン・バロック・アンサンブルの名盤2つを
セットで特別価格にてお届け!
今やヨーロッパでも最もチケットのとりにくいアーティストとも言われる
ピション&ピグマリオンの2つのアルバムをセットにしました。
別々に買うよりお得な価格でお届けします。
「バッハ/ロ短調ミサ」(2CD)
ルネサンスの教会へも輝かしい未来へも、一瞬でとんでいける恒星のごとき演奏
大バッハが生涯をかけてたくわえた知識と技術の結晶体に
現代最先端のさらに先から吹き込まれた、心ふるわす生命のきらめき!
J.S. バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV232
[CD 1]
I. ミサ ~キリエ、グローリア
[CD 2]
II. ニカイア信条 ~クレド
III. サンクトゥス
IV. ホザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ、ドナ・ノービス・パーチェム
ジュリー・ロゼ(ソプラノ)
ベス・テイラー(メゾソプラノ)
ルシール・リシャルドー(アルト)
エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
ピグマリオン(器楽、合唱)
ラファエル・ピション(指揮)
録音:2024年4月/パリ、ノートルダム・デュ・リバン大聖堂
収録時間:107分21秒
《このCDについて》
「マタイ受難曲」「聖母マリアの夕べの祈り」「モーツァルトのレクイエム」などの
衝撃的なリリースで音楽界の最先端を牽引しているピションとピグマリオンによる
「ロ短調ミサ」。バッハが自らの声楽作品の総決算として取り組み、
晩年まで筆を執り続けた大作を、ほとばしるような生命力で演奏しています。
きらめく明るさと大胆なスピード感にあふれていながら、
深みや情感を損わぬように楽節一つ一つを非常に丁寧に処理していて、
バッハが書き尽くしたあらゆる技法が空間に美しく浮かび上がってきます。
古風なスタイルから軽やかなアリア、壮麗なフーガと
様々な楽曲が並び、輝かしい響きもあれば痛ましい響きもある「ロ短調ミサ」を、
端から端まで瞬時に行き来するような機動力で縦横無尽に飛び交いながら演奏、
それでいて場面転換を意識させない自然な構成力と大きな視野を
備えているのが圧巻です。
舌を巻くほどの複雑なフーガを一気呵成に歌い切ったかと思えば
ふとしたロングトーンで永遠を感じさせ、強烈なクレッシェンドを
炸裂させたかと思えば柔らかな響きで場を和ませ、
次々と押し寄せる音楽が一時たりとも退屈を許しません。
また、人生や世界を力強く肯定する意志が感じられるのもピションの魅力。
かなしみののちにゆっくりと起き上がって前進していく終曲はとても感動的です。
器楽・声楽ともに腕利きぞろいのピグマリオン。
ピションのコントロールも隅々まで行き届き、合唱は人数もあり迫力十分。
多層的に絡み合う楽音と美しい残響が理想的に収録された録音の素晴らしさも
特筆です。新しいバッハの世界を告げる輝かしい音盤の誕生といえるでしょう。
「ブラームス:ドイツ・レクイエム」
透明感のある繊細な響き、絶美の管弦楽 ピションのドイツ・レクイエム
作品のもつ普遍性を超越した超絶名演!
ブラームス:ドイツ・レクイエム op.45
I. Selig sind, die da Leid tragen (Chorus)
II. Denn alles Fleisch, es ist wie Gras (Chorus)
III. Herr, lehre doch mich, daß ein Ende mit mir haben muß
(Baritone and Chorus)
IV. Wie lieblich sind deine Wohnungen, Herr Zebaoth (Chorus)
V. Ihr habt nun Traurigkeit (Soprano and Chorus)
VI. Denn wir haben hie keine bleibende Statt (Baritone and Chorus)
VII. Selig sind die Toten, die in dem Herrn sterben (Chorus)
【演奏】
ラファエル・ピション(指揮)
ピグマリオン(合唱、管弦楽)
ザビーヌ・ドゥヴィエル(ソプラノ)
ステファヌ・ドゥグー(バリトン)
【録音】
録音:2024年12月
フィルハーモニー・ド・パリ、ピエール・ブーレーズ・ホール
収録時間:65分07秒
《このCDについて》
今やヨーロッパでも最もチケットのとりにくいアーティストとも言われる
ピション&ピグマリオン。毎回のリリースのたびに、内容、水準とも
世界を驚かせる演奏を展開しております。
このところモンテヴェルディやバッハときておりましたが、
ここでブラームスのドイツ・レクイエムの登場です。
冒頭の弦楽による前奏からただならぬ美しさの響きにおどろかされ、
続くきわめて繊細な合唱の入りに、作品に引きずり込まれます。
ブラームスのドイツ・レクイエムは、「苦悩する者たちへの慰め」。
最後の審判の壮大で圧倒的なビジョンに基づく死者のためのレクイエムとは
異なっています。
ブラームスがこのレクイエムに着手したのは24歳頃のこと。
以降ほぼ10年間、この作品に取り組み続けることになります。
ブラームスはこの作品において、テキストの選定にも細心の注意を払いつつ、
宗教のメッセージの伝達者の役割を担っているわけではありません。
むしろ、ブラームスは、本質的に孤独な個人としての立場で作品を仕上げています。
1867年10月9日に指揮者カール・ラインターラー宛ての書簡でブラームスは、
「タイトルに関しては、正直に言うと、『ドイツ』という言葉ではなく、
『人間』とだけ書きたいものです」。と述べています。
壮大な管弦楽と合唱をもつ編成をとっていますが、
ピション率いるピグマリオンにかかると、
たとえばピアノ・ソロ作品のきわめて親密な瞬間に感じられるような、
慈しむ感情や震えるような繊細な美しさが花開いています。
※この商品には、能登半島の森林を育てるために、OTTAVAが購入する
石川県「Jクレジット」の購入費100円が含まれます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://ottava.jp/?p=21087