ラフマニノフイヤーの掉尾を飾る伊藤悠貴さん渾身の初著作『ラフマニノフ考』直筆サイン入りでお届けします!

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伊藤悠貴さんの直筆サイン入りでお届けします。
            
2018年の番組開始以来、後期ロマン派の音楽の魅力を
お届けしている『伊藤悠貴 The Romantic』。
番組プレゼンターを担当してくれている
チェロ奏者、伊藤悠貴さんの初著作が11月3日上梓されました。
             
「ラフマニノフ考-チェロ奏者から見たその音楽像ー』
            
ラフマニノフ生誕150年の今年2023年の掉尾を飾るこの一冊!
期間限定で発売させていただくことになりました。
       
伊藤悠貴さんの直筆サイン入りでお届けします。
                
※この著作について
ラフマニノフ研究に新たな地平を切り拓く、日本が世界に誇るチェロ奏者、伊藤悠貴渾身の初著作! 
ラフマニノフ生誕150周年記念企画。
20世紀においては時代錯誤というレッテルを貼られ冷遇されたラフマニノフ作品だが、21世紀になって再評価の機運が高まり演奏機会が増え続けている。
本書は、第一線の演奏活動と20年に及ぶ研究に基づきラフマニノフの新しい音楽像を描出し、
彼が最も信頼した音楽家たちによって伝えられたラフマニノフ自身の言葉と音楽観の記録と共に、その本質を解き明かす野心作である。
主要作品の解説と併せ、国際的な演奏実績を踏まえた実戦的な「器楽演奏のための編曲手引き」も収録。
ラフマニノフを愛してやまない若き著者の熱気が、広く読者の音楽愛を掻き立てる。


・ 目次
はじめに ─ラフマニノフ生誕150年に寄せて
第1章 歌曲 ─ラフマニノフ作品の特徴と象徴主義
作品解説と「編曲の手引き」
コラム『交響曲第1番』
第2章 合唱曲 ─ラフマニノフ芸術の“頂点”
作品解説と「編曲の手引き」
コラム『交響曲第2番』
第3章 歌劇 ─器楽的抒情と後の作品への影響
作品解説と「編曲の手引き」
コラム『交響曲第3番』
第4章 室内楽 ─『チェロとピアノのためのソナタ』へ
作品解説と「編曲の手引き」
コラム『交響的舞曲』
編曲に適したピアノ作品
おわりに ─チェロ奏者から見たラフマニノフの音楽像
ラフマニノフ関連略年表

ラフマニノフの生涯や史実に関する書物については、2010年代になるまでは「Rachmaninoff: Composer, Pianist, Conductor」(Martyn, 1990)などの英語文献は非常に貴重でした。その後2016年に「Rachmaninoff: Life, Works, Recordings」(Harrison, 2005)の日本語版が刊行されたことによって、ようやく日本語でも史実に基づく正確なラフマニノフ文献が手に入るようになったのは大きな進展です。しかしそれらの書物は全て学者や伝記作家によるもので、演奏家の視点によるラフマニノフ研究については、生誕150年を迎えた2023年になっても依然として、ほとんど開拓されていない領域のままでありました。
本書ではこれまで私が演奏を通して研究を深めてきた作品を中心に、多岐にわたるラフマニノフ作品を器楽で演奏する上での可能性を最大限追求し、彼が最も信頼した音楽家たちによって伝えられたラフマニノフ自身の言葉と音楽観の記録、そして学際的アプローチを以て、チェロ奏者の視点からラフマニノフの芸術、所謂甘いロマンスとは無縁の音楽精神を考察します。
弾き手聴き手を問わずひとりでも多くの音楽を愛する方にとって、本書がラフマニノフの果てしない魅力を見つめ直すきっかけとなれば、この上ない幸せです。(「はじめに」より)

・ 版元からひとこと
ラフマニノフ研究に新たな地平を切り拓く、日本が世界に誇るチェロ奏者、伊藤悠貴渾身の初著作!
ラフマニノフの人と作品を知るための絶好の入門書だが、作品解説にはラフマニノフをライフワークとする著者の知見、経験と愛情が凝縮しており、音楽愛好家だけでなく研究者にも必携の一冊となっている。(恵雅堂出版)

・ 著者紹介
伊藤悠貴(チェロ奏者)
1989年東京生まれ。15歳で渡英。
ブラームス国際コンクール第1位、ウィンザー祝祭国際弦楽コンクール第1位。
名門フィルハーモニア管弦楽団との共演でデビューして以来、
ソリストとして世界各地に客演。幅広いレパートリーの中核に
ラフマニノフ研究を据え、その先駆けとして確固たる実績を築いている。
2019年齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。