私は吹奏楽のフォルテが
大好きなんです! 〜伊福部昭
奏楽堂は、東京上野の旧東京音楽学校の付属施設として明治23年に建てられた日本最古の洋式音楽ホールです。滝廉太郎、山田耕筰をはじめ、明治、大正、昭和の日本の作曲家が育ち、羽ばたいていった場であり、日本洋楽の発展の舞台であったと言えましょう。
今年(平成18年)、風薫る五月の一夜、そんな奏楽堂にゆかりのある作曲家たちの吹奏楽作品を集めた演奏会が、当の奏楽堂で開かれました。正に満員の聴衆の熱気に包まれて、矢代、芥川、黛、團のなかなか演奏機会に恵まれない隠れた名作をはじめ、別宮が自身の映画音楽をアレンジした組曲「映像の記憶」の改訂版初演、眞鍋がこの演奏会のために書いた「三つのマーチ」の初演、そして図らずも追悼演奏となってしまった伊福部の「ロンド・イン・ブーレスク」が演奏されました。本CDはその演奏会をライヴ収録したもので、奏楽堂ゆかりの作曲家たちの作品をその奏楽堂の響きで楽しむことのできる一枚です。
(レーベルサイト紹介文)
[収録曲] * 世界初CD化
矢代秋雄
1.ファンファーレ
芥川也寸志
2.東京ユニバーシアード・マーチ *
3.交響曲第1番より第4楽章 アレグロ・モルト(福田滋 編曲)
黛敏郎
4.交響詩「立山」テーマとセレクション(辰野勝康 編曲)*
團伊玖磨
5.吹奏楽のための奏鳴曲より 第1楽章(時松敏康 編曲)
別宮貞雄
6.組曲「映像の記憶(改訂初演)
I.マタンゴ、II.黒い樹海、III.遥かなる男、IV.鍵の鍵
眞鍋理一郎
7.三つのマーチ(初演) *
I.マーチX《未知》 II.マーチY《葬送》 III.マーチZ《再生》
伊福部昭
8.吹奏楽のためのロンド・イン・ブーレスク
芥川也寸志
9.NNHK大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ音楽(福田滋 編曲)
指揮 福田滋
演奏 リベラ・ウィンドシンフォニー
奏楽堂の響き〜吹奏楽によるゆかりの作曲家たち
品番:3SCD-0003
レーベル:THREE SHELLS
発売日:2006年10月15日
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プロフィール
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福田滋 Shigeru Fukuda
1980年武蔵野音楽大学卒業。様々なジャンルの指揮を通じ、現代音楽及び吹奏楽の可能性の追求、日本人作曲家の作品紹介・普及をライフワークとしている。2014年陸上自衛隊中央音楽隊(演奏幹部)を退官、2015年「秋の叙勲」にて瑞宝章を受章。指揮者と音楽評論家として活動中。リベラ・ウインド・シンフォニー音楽監督。
※この商品には、能登半島の森林を育てるために、OTTAVAが購入する
石川県「Jクレジット」の購入費100円が含まれます。
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